■おはなしマラソン参加書店実施レポート■
ときわ書房船橋イトーヨーカドー店(千葉県船橋市)
宇都宮雪さん
『おはなしマラソンを振り返って』
2000年を間近に控えた秋に、取次の日販様より、「創立50周年を機に出版界に貢献できる事業として”おはなしマラソン”をたちあげたので、協力店として第一回から参加してくれないか」とのお話をいただき、二つ返事で承諾しました。
もともと当店は、本の好きな子供を育てることに一生懸命なお母さんの声を形にしようと、地元母親の主催する地域文庫の会や幼稚園、小中学校の先生、ボランティアの方々と一緒に「児童書展示会」や「読書感想画コンクール」を開催していましたので、素晴らしい企画に大乗気になり、まずは日販さんとJPIC読書アドバイザーの天野真理さんのご協力・ご指導をいただきながら、'99年10月〜12月の3会を、そして2000年の1月からは当店独自でおはなし会を始めました。パネルシアターの作り方を習い、来店のお子様達へおみやげにと手作りのしおりやシール、鉛筆などをいただく交渉を出版社としたり、と慌ただしく幕開けいたしました。
日常業務で続けることは、時には挫けることもあります。私が入社した際に当社社長鈴木から聞かされた、「どんな些細なことでも続けていくということは大変な根気と勇気がいるものだが、その小さなことが積み重なって大きな力になる。”積小為大””継続は力なり”だよ」を頭の片隅にやってきました。お陰様で”おはなしマラソン”も今年で10年、この2月で回数110回、読んだ本328冊、集まってくださった可愛いお客様も延べ1678人になりました。5年目から始めた折り紙教室、大型絵本や紙芝居は行事に使用したいとのことで、幼稚園や小学校の保護者にも貸し出ししています。
10年も続けていると、いつも来てくれていた兄妹がブラジルに帰ったり、転勤で船橋から離れていく子があいさつに来てくれたり、クッキーを作ったから味見して、など寂しいことや嬉しいこともたくさんありました。”おはなしマラソン”を通しての沢山の出会いは、読書離れが叫ばれている今こそ大事にしていきたいと思います。
2009年6月21日(日) 更新
■書店トピックス 「学友堂」雑誌掲載■
(株)日本出版社「猫びより 2008年11月号」の記事より
『看板猫というよりも気分はすっかり本屋さんの従業員』
千葉県松戸市の書店「学友堂」の看板猫ミー君(♂)は、毎日レジ横にちょこーんと座って接客している街の人気者です。
「人見知りしないおおらかな雰囲気がお客さんにも好評で、毎日楽しみに訪ねてこられる方もいらっしゃるんですよ」 と、社長の村田さん。
ミー君がやってきたのは1年前。おなじみのコンビニエンスストアの前で鳴いていたミー君に餌をあげたとこる、いつしか「学友堂」に住むようになったのだそうです。
「もともと猫が好きでしたからね。それにミー君がやってきてから店の雰囲気が和やかになりました。今では息子です。ほら、ミー君もすっかりくつろいだで堂々たるものでしょう(笑)」
すっかり村田さんの子供、そして店員気分のミー君、今日もレジで精を出しています。
2008年11月1日(土) 更新
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